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 自然 日本人と自然の関係

自然とは

自然:自ずから然り
自分:自ずから分かれている

もともと”自然(しぜん)”という読みは、幕末から明治にかけて、Natureという英語の翻訳として生まれたものです。

よって本来の読みは”自然(じねん)”となります。
この自然の意味は「自ずから然り」となり、おのずからそうであること、本来そうであることという意味になります。

これに対して”自分”という言葉があります。
これは、一人称でありその人自身ということです。

どういうことかというと、本来”私”というものは全体的な自然の一部分であるということ。”自分”というのはその自然から自ら分かれているということになります。

独独の文化

日本人は、”自然”とともに生活してきました。なぜならば、温帯の気候であるから。
そして自然を愛し、自然に敬意を払ってきました。
例えば…
海の神・山の神・風神・雷神・御神木・磐座(いわくら)など
あらゆるものに神が宿ると信じられています。いわゆる八百万の神であり、自然崇拝です。

こんなことありませんか?

寂しいことや悲しいことがあったとき、海を見に行ったり河川敷でぼーっとする時間が欲しくなる。また自然の中に安らぎや癒しを求めたり…こんな経験はないでしょうか?

これは太古の昔から日本人は、自然と深くかかわっていて自然の恵みがあるから約2700年もの間、心が豊かで優しくいられたという証拠だと私は考えます。